LINE公式アカウントを始めたいけれど、「結局いくらかかるの?」「無料プランで大丈夫?」と迷っていませんか。
結論から言うと、LINE公式アカウントは無料で始められます。しかも、無料プランと有料プランで使える機能に差はありません。違いは「月に送れるメッセージの数」だけです。
この記事では、3つの料金プランの違いから、業種別のおすすめプラン、2026年10月に予定されている料金改定の影響まで、導入前に知っておきたい情報をすべてまとめました。
この記事を書いた人
出沢 寛崇 |プラスIT 代表
LINE公式アカウント・Instagram・Googleビジネスプロフィールを活用した店舗集客の専門家。飲食店・美容サロン・小売店など多業種の構築・運用支援の実績を持つ。「必要最小限の仕組みで、最大の成果を」をモットーに、デジタルが苦手なオーナーでも成果が出る導線設計を得意とする。
この記事でわかること
- LINE公式アカウントの3つの料金プランの違い
- 無料プランでできること・できないこと
- 飲食店・美容サロン・小売店それぞれに最適なプラン
- 2026年10月の料金改定で何が変わるのか
- プラン以外にかかる費用の全体像
すでにプラン選びで迷っている方へ
プラスITでは、業種やお客さまの状況に合わせた最適なプラン提案を行っています。
LINE公式アカウントの料金プランは3種類

LINE公式アカウントの料金プランは、コミュニケーションプラン・ライトプラン・スタンダードプランの3つです。
月額費用と送れるメッセージ数が異なりますが、使える機能はどのプランも同じ。友だち数の上限もありません。どのプランでも友だちは無制限に追加できます。まずは全体像を確認してみてください。
| プラン名 | 月額費用 | 無料メッセージ数 | 追加メッセージ | 友だち数上限 |
|---|---|---|---|---|
| コミュニケーションプラン | 0円 | 200通/月 | 不可 | 無制限 |
| ライトプラン | 5,000円(税別) | 5,000通/月 | 不可 | 無制限 |
| スタンダードプラン | 15,000円(税別) | 30,000通/月 | 可(従量課金) | 無制限 |
出典: LINE公式アカウント料金プラン(LINE for Business)
コミュニケーションプラン(無料)
月額0円で、月200通までメッセージを送れるプランです。
「まずは試してみたい」という方に最適。アカウントの開設から運用まで、一切費用はかかりません。ただし、月200通を超えるメッセージは送れません。追加購入もできない点には注意が必要です。
友だちは何人でも追加できますが、一斉配信の通数はカウントされます。たとえば友だちが50人いて月に4回配信すると200通。つまり、友だち50人×月4回=200通が無料プランの上限目安になります。
ライトプラン(月額5,000円)
月5,000通までメッセージを送れるプランです。
友だちが増えて配信通数が200通を超えるようになった方が、最初にアップグレードする先として人気があります。5,000通あれば、友だち500人に月10回の配信が可能。週2〜3回の配信ペースでも余裕をもって運用できます。
こちらも追加メッセージの購入はできないため、5,000通を超えた場合はスタンダードプランへの変更が必要です。
スタンダードプラン(月額15,000円)
月30,000通のメッセージに加えて、追加メッセージの購入ができる唯一のプランです。
配信通数が月5,000通を超える事業者さまに向いています。たとえば友だち1,000人に月8回配信すると8,000通。30,000通を超えた分は従量課金になりますが、1通あたり最大3円で配信可能。大量配信をする企業でもコストを管理しやすい仕組みです。
無料プランと有料プランの違いは「メッセージ数だけ」
無料のコミュニケーションプランと有料プランの間に、機能の差はありません。これはLINE公式アカウントの大きな特徴です。
無料プランでも、リッチメニュー・クーポン・ショップカード・自動応答メッセージなど、すべての機能が使えます。「無料だから機能が制限される」ということはないので、安心してください。
使える機能は全プラン同じ
どのプランでも使える主な機能を一覧にまとめました。
| 機能カテゴリ | 主な機能 | 全プラン共通 |
|---|---|---|
| メッセージ | テキスト・画像・動画・リッチメッセージ | ○ |
| チャット | 1対1トーク・グループトーク | ○ |
| 自動化 | あいさつメッセージ・応答メッセージ・ステップ配信 | ○ |
| 集客 | クーポン・ショップカード・友だち追加広告 | ○ |
| 分析 | メッセージ分析・友だち分析 | ○ |
| 表示 | リッチメニュー・プロフィール | ○ |
| 予約 | LINEで予約(飲食店向け) | ○ |
出典: LINE公式アカウント機能一覧(LINE for Business)
カウントされないメッセージを知っておこう
「月200通しか送れない」と聞くと少なく感じるかもしれません。でも実は、カウントされないメッセージがたくさんあります。
カウントされない(何通でも無料):
- 1対1のチャット(個別トーク)
- 自動応答メッセージ
- あいさつメッセージ
- AI応答メッセージ
カウントされる:
- メッセージ一斉配信
- セグメント配信(絞り込み配信)
- ステップ配信
つまり、お客さまとの個別のやりとりは無制限。カウントされるのは「一斉配信」のみです。この仕組みを知っておくだけで、無料プランでも十分に活用できるケースは多いものです。
無料プランでどこまで戦える?業種別シミュレーション

「無料で始められるのはわかった。でも、うちの業種だと実際どうなの?」
私たちプラスITは、飲食店・美容サロン・小売店など多くの業種でLINE公式アカウントの構築・運用をお手伝いしてきました。その経験から、業種別のリアルなプラン選びの目安をお伝えします。
飲食店:友だち50人以下なら無料で十分
飲食店の場合、LINE公式アカウントの主な用途は「来店促進のクーポン配信」と「新メニューのお知らせ」です。
開業直後やLINE公式アカウントを始めたばかりの段階では、友だち数は50人以下であることがほとんど。月4回の配信でも200通に収まるため、コミュニケーションプラン(無料)で十分に運用できます。
さらに、予約の確認や問い合わせ対応はチャット(カウント対象外)で行えるので、実質的な配信コストはゼロです。
私たちがサポートした飲食店では、無料プランのまま3か月間クーポンを配信し、リピート率が1.5倍になった事例もあります。
配信通数の目安: 月200通以内(例: 友だち50人×月4回)→ 無料プラン / 月5,000通以内 → ライトプラン / 月5,000通超 → スタンダードプラン
美容サロン:予約連絡中心ならチャットで無制限
美容サロンでは、予約のリマインドや施術後のフォローが主な用途になります。
これらは1対1のチャットで行うのが自然。チャットはカウント対象外なので、友だちが何人いても無料プランで対応できます。
一斉配信が必要になるのは、キャンペーン告知やシーズンメニューの案内を送るときくらい。月2回程度の一斉配信であれば、友だち100人でも月200通に収まります。
ただし、友だちが100人を超えて月3回以上の配信をしたい場合は、ライトプランへの切り替えを検討してください。
配信通数の目安: チャット中心の運用 → 無料プラン / 一斉配信が月200通を超えそう → ライトプラン
小売店・ECショップ:キャンペーン配信は有料プランが安心
小売店やECショップの場合、セール情報・新商品の案内・ポイント2倍デーの告知など、一斉配信の頻度が高くなる傾向があります。
週1回以上の配信を予定しているなら、最初からライトプランを選ぶのが無難です。友だち数が200人を超えると、無料プランではあっという間に上限に達してしまいます。
実際にプラスITがサポートした小売店では、週2回の配信で月間売上が20%アップ。ライトプランの月5,000円で、それ以上の売上増加につながりました。月5,000円の投資で売上が伸びるなら、費用対効果は十分といえるでしょう。
配信通数の目安: 月の配信通数が200通を超える → ライトプラン / 月5,000通を超える → スタンダードプラン
業種に合ったプランがわからない方へ
「うちの場合、どのプランがいいの?」とお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
追加メッセージの仕組みと料金【2026年10月改定に注意】
スタンダードプランでは、月30,000通の無料枠を超えた分を「追加メッセージ」として従量課金で購入できます。ライトプラン以下では追加購入できないため、この仕組みはスタンダードプランだけの特徴です。
追加メッセージの従量課金テーブル
2026年9月までの現行料金はこちらです。配信数が多いほど、1通あたりの単価が下がる仕組みになっています。
| 追加メッセージ数 | 1通あたりの単価 |
|---|---|
| 〜50,000通 | 約3.0円 |
| 〜100,000通 | 約2.8円 |
| 〜200,000通 | 約2.6円 |
| 200,001通〜 | 約2.4円 |
出典: LINE公式アカウント追加メッセージ料金(LINE for Business)
2026年10月の料金改定で何が変わる?
2026年10月1日から、追加メッセージの料金体系が変わります。
現行の多段階テーブル(4段階の単価設定)から、20万通を境にしたシンプルな2段階制に移行する予定です。
これは大量配信をしている企業にとって大きな変更。改定後の単価によっては、月間コストが増減する可能性があります。
具体的には、以下の3点を事前に確認しておいてください。
- 現在の月間配信数は何通か
- 改定後の単価で月額費用がどう変わるか
- 配信数を最適化(セグメント配信の活用)する余地はあるか
改定の詳細はLINE for Businessの公式サイトで随時更新されるため、定期的に確認してください。
最適なプランの選び方|月の配信通数で決まる

プラン選びで迷ったら、「月の配信通数」で判断できます。友だち数に上限はないので、ポイントは「友だち数×配信回数=月間通数」がプランの枠に収まるかどうかです。以下の早見表を参考にしてみてください。
プラン選び早見表
| 友だち数(目安) | 月2回配信 | 月4回配信 | 月8回配信 |
|---|---|---|---|
| 50人 | 無料OK(100通) | 無料OK(200通) | ライト推奨(400通) |
| 100人 | 無料OK(200通) | ライト推奨(400通) | ライト推奨(800通) |
| 500人 | ライト推奨(1,000通) | ライト推奨(2,000通) | ライト推奨(4,000通) |
| 1,000人 | ライト推奨(2,000通) | ライト推奨(4,000通) | スタンダード推奨(8,000通) |
| 3,000人 | スタンダード推奨(6,000通) | スタンダード推奨(12,000通) | スタンダード推奨(24,000通) |
※通数 = 友だち数 × 配信回数。友だち数に上限はなく、どのプランでも無制限に追加できます。セグメント配信で対象を絞れば、実際の通数はさらに少なくなります。
この表を見ると、月の配信通数が5,000通以内であれば、ライトプラン(月5,000円)で十分なケースがほとんど。月200通以内に収まるなら、まず無料プランで始めて問題ありません。
プランはいつでも変更できる
LINE公式アカウントの料金プランは、月単位でいつでも変更できます。管理画面(LINE Official Account Manager)の「設定」→「利用と請求」からすぐに手続き可能です。
- アップグレード: 即日適用。月の途中でも変更できます
- ダウングレード: 翌月から適用。当月分は変更前のプランが継続します
最初は無料プランで始めて、友だちが増えてきたらライトプランに切り替える。この段階的なアプローチが、コストを抑えながら成果を出すコツです。
料金プラン以外にかかる費用まとめ
LINE公式アカウントの「本当のコスト」を把握するには、月額プラン以外の費用も知っておく必要があります。
プレミアムID(年額1,200円)
通常のLINE公式アカウントIDは、ランダムな英数字(例: @123abcde)が割り当てられます。プレミアムIDを購入すると、任意の文字列(例: @plus-it)を設定できるようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 費用 | 年額1,200円(税別)/ 月額100円相当 |
| メリット | 覚えやすいID、ブランドイメージの向上 |
| 必要性 | 任意(なくても運用に支障なし) |
正直なところ、開設直後に必要になるケースは少ないもの。友だちが増えて、名刺やチラシにIDを載せる段階になってから検討すれば十分です。
LINE拡張ツールの費用(Lステップ・Lメッセージ等)
LINE公式アカウントの機能をさらに拡張する外部ツールがあります。代表的なものはLステップやLメッセージです。
| ツール名 | 月額費用の目安 | 主な機能 |
|---|---|---|
| Lステップ | 2,980円〜 | シナリオ配信・セグメント管理・流入経路分析 |
| Lメッセージ | 要問い合わせ | シナリオ配信・フォーム作成・タグ管理 |
| UTAGE | 9,700円〜 | ファネル構築・会員サイト・決済連携 |
これらのツールは、LINE公式アカウント単体では実現しにくい「細かいセグメント配信」や「自動化されたステップ配信」を可能にします。ただし、最初から導入する必要はありません。
まずはLINE公式アカウントの標準機能で運用を始めて、「もっと細かく配信を分けたい」「自動化したい」と感じたタイミングで導入を検討するのがおすすめです。
運用代行を依頼する場合の費用相場
自社で運用する時間がない場合、運用代行を外部に依頼するという選択肢もあります。
| 代行範囲 | 月額費用の相場 |
|---|---|
| 初期構築のみ(リッチメニュー・あいさつメッセージ設定) | 5万〜15万円(一括) |
| 月次配信代行(メッセージ作成・配信) | 3万〜10万円/月 |
| フルサポート(構築+配信+分析+改善) | 10万〜30万円/月 |
代行費用は決して安くはありませんが、「配信を続けられない」「何を送ればいいかわからない」という状態が一番もったいないこと。専門家に任せることで、投資以上の成果を得られるケースは少なくありません。
プラスITでは、LINE公式アカウントの構築から運用まで、事業者さまの状況に合わせたプランをご用意しています。まずはお気軽にご相談ください。
LINE公式アカウントの料金でよくある質問
Q. LINE公式アカウントは本当に無料で使えますか?
はい、コミュニケーションプラン(無料)を選べば、月額0円で利用できます。アカウントの開設費用もかかりません。月200通までのメッセージ配信と、すべての機能が無料で使えます。
Q. 無料プランから有料プランに勝手に切り替わることはありますか?
いいえ、自動的に課金されることはありません。無料プランで月200通の上限に達した場合、それ以上のメッセージは送れなくなるだけ。自分でプラン変更の手続きをしない限り、費用は発生しません。
Q. 有料プランから無料プランに戻すことはできますか?
はい、できます。管理画面からいつでもダウングレードの手続きが可能です。ダウングレードは翌月から適用されます。「有料プランを試してみたけど、今はまだ無料で十分だった」という場合も安心です。
Q. 支払い方法は何がありますか?
クレジットカードでの支払いに対応しています。LINE Pay(残高払い)やキャリア決済には対応していないため、事前にクレジットカードを準備しておいてください。
Q. 2026年10月の料金改定で値上げになりますか?
追加メッセージの料金体系が変更されますが、月額プラン自体の値上げではありません。影響を受けるのは、主にスタンダードプランで月30,000通を超える大量配信をしている事業者さまです。月30,000通以内で運用している場合は、改定の影響はありません。
まとめ:まずは無料プランから始めよう
LINE公式アカウントの料金プランについて、改めて要点を整理します。
- 料金プランは3種類。無料・5,000円・15,000円のシンプルな構成
- 機能差はゼロ。無料プランでもすべての機能が使える
- 個別チャットは無制限。カウントされるのは一斉配信だけ
- プラン変更はいつでも可能。まずは無料で始めてOK
- 2026年10月に追加メッセージの料金改定あり。大量配信する方は要チェック
最も大切なのは、「完璧なプランを選ぶこと」ではなく、まずは始めてみること。無料プランで始めて、友だちが増えたら有料プランに切り替える。この段階的なアプローチが、LINE公式アカウントの賢い使い方です。
LINE公式アカウントの運用でお悩みの方へ
プラスITでは、アカウントの開設から運用代行まで、事業者さまの業種・規模に合わせたサポートを行っています。「どのプランが最適かわからない」「設定が難しい」など、どんなお悩みでもお気軽にご相談ください。

